1カ月の賃金×3か月(休業手当発生前の3か月)=『賃金総額』
賃金総額÷休業手当発生前の3か月の日数=『平均賃金』
『平均賃金』×60%=『保険給付』
『平均賃金』×20%=『特別支給金』
『保険給付』+『特別支給金』=休業補償金になります。
例えば、フルキャストで考えた場合、フルキャストは15日締め企業のため
1月16日~2月15日(1ヶ月目)、2月16日~3月15日(2ヶ月目)、3月16日~4月15日(3ヶ月目)となります。
10日の休業補償を求めるとします
賃金は毎月固定、諸手当も含んだ直近の賃金総額は毎月30万円とします
1カ月の賃金×3か月(休業手当発生前の3か月)=『賃金総額』のため
30万円(平均賃金)×3カ月=90万円(賃金総額)となります。
賃金総額÷休業手当発生前の3か月の日数=『平均賃金』のため
90万円÷90日=1万円となります。
『平均賃金』×60%=『保険給付』のため
1万円×60%=6000円となります。
『平均賃金』×20%=『特別支給金』のため
1万円×20%=2000円となります。
『保険給付』+『特別支給金』=休業補償金のため
6000円+2000円=8000円が1日の休業補償金となります。
10日間分の休業補償費ですと
8000円×10日間=8万円となります。
■まとめ
休業補償の金額計算方法
・【賃金総額】=1カ月の賃金×3か月(休業手当発生前の3か月)
・≪平均賃金≫=【賃金総額】÷休業手当発生前の3か月の日数
・『保険給付』=≪平均賃金≫×60%
・『特別支給金』=≪平均賃金≫×20%
・休業補償費=『保険給付』+『特別支給金』
例
・フルキャストは15日締め企業のため
1月16日~2月15日(1ヶ月目)、2月16日~3月15日(2ヶ月目)、3月16日~4月15日(3ヶ月目)
・10日間の休業補償
・賃金は毎月固定、諸手当も含んだ直近の賃金総額は毎月30万円
【賃金総額】=1カ月の賃金×3か月(休業手当発生前の3か月)
90万円(賃金総額)=30万円(平均賃金)×3カ月
≪平均賃金≫=【賃金総額】÷休業手当発生前の3か月の日数
1万円=90万円÷90日
『保険給付』=≪平均賃金≫×60%
6千円=1万円×60%
『特別支給金』=≪平均賃金≫×20%
2千円=1万円×20%
休業補償費=『保険給付』+『特別支給金』
8千円=6千円+2千円
10日間分の休業補償費=休業補償費×休業補償日数
8万円=8千円×10日間
下記にも詳細が分かるサイトがあります
厚生労働省
3-5 休業(補償)給付の計算方法を教えてください。
https://www.mhlw.go.jp/bunya/roudoukijun/faq_kijyungyosei34.html